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すれ違い  高鳥奈緒
 
すれ違う心と心
お互いに想う気持ちは同じはずなのに
お互いに不器用
心は探り合い
すっかり臆病者になって
家の敷居をまたぐ
 
すれ違う心と心
想う気持ちよ、きょうは何処へ?
まだ見ぬ景色  高鳥奈緒
 
まだ見ぬ景色を貴方とみたい
まだ来ない未来を貴方とみたい
貴方と共に歩みたい
まだわからない事に
不安より希望を持ちたい
貴方には近づきがたいオーラがある
かたくなな心のあらわれ?
どうしてそんなに心を閉ざすの?
お心が氷になるって
今の奥さまのせい?
それとも、私の?
いつか二人で笑いながら
まだ見ぬ景色を一緒にみたいと思っているのに…
出逢いと別れ  高鳥奈緒
 
沢山の中で貴方に出逢った奇跡
沢山の人生を歩んだ先に貴方がいた
まるで貴方は私を待っていたかのように
 
貴方を見つめて愛おしいと初めて思ったけど
言葉に出せなかった
 
再び会えなくなるなら
貴方を愛おしいと伝えたかった
 
いつか二人で作った砂のお城
時間をかけて築いたけど
ほんの一瞬で壊れたね
二人で居るのに寂しかった
決して孤独ではないのにね
貴方がいたからここまで来た道程
 
愛しかった貴方は居ない
 
貴方にありがとう
でも…サヨナラをいわなきゃならないなんて、残酷よ…
 
(2023.6.9)
初恋という紫陽花  高鳥奈緒
 
雨上がり。
淡く薄桃色の紫陽花
初恋という名の。
 
決して初めての恋ではないけど
初恋の様にさりげなく
いつも隣りにいた貴方
その笑顔が眩しかった。
 
心から貴方のことが好き
こんな気持ちいつの日からかな?
貴方の優しさは時に苦くて時に甘いハチミツ
そっと見守って寄り添う優しさ
もう友達ではいられないと気が付いたから
恋する私から初恋という名の紫陽花を見せたい、貴方に。
 
(2023.6.10)
清らかな心の扉  高鳥奈緒
 
心は歳を取らない
心に年齢はない
もし歳を取るなら
心が汚れたか疲れたのだろう。
 
子供時代の心
忘れていない
あの気持ちのまま
進歩ないみたいだけれど。
 
誰の心にも住んでいる清らかな心
清らかな心の扉はいつでも開く
自分に聞いて心の声
大切な気持ちが蘇る。
 
静かに耳をすませば
澄んだ気持ちで
清らかな心の扉が
再びいま開く。