とっ捕まえたら離さない
とっ捕まえたら離さない 橘かほり 【壱】 ここは保土ヶ谷 戸塚まえ あなたが決めた 隠れ家よ 鎌倉族には 目立たない 逗子に通う子も 気にしない だったらいいわ と言ったきみ だっ […]
とっ捕まえたら離さない 橘かほり 【壱】 ここは保土ヶ谷 戸塚まえ あなたが決めた 隠れ家よ 鎌倉族には 目立たない 逗子に通う子も 気にしない だったらいいわ と言ったきみ だっ […]
白菊は香れる生涯いのち 橘かほり シシリアから 坂道下くだり 霞町かすみちょうの 谷のひだり手 わが春に 迷いを語る 菊一輪 聞き入る風で 鉢は欠け 転がりたるを 持ち帰り 棚の静寂しじまに 誰たれそ知る そ […]
作詞 橘かほり 作曲 ジュン葉山 2024.7.15 1.日暮れに紅い灯 点々と 滲むホームの 窓明かり ママン 待ってて 御免ね遅くて もつれた髪を 振り乱し 奔る娘は まだ悪い子なの? 2.モ […]
雨月物語 断章 朽木篇 橘かほり 人の世は断章で出来ている。 起承転結がありそでない。 世の中が騒乱の渦の中で生きる家族なんぞ、気の毒だが、そこに確かな拠り所など、縋れる […]
「湯の町エレジー」と大戦直後の日本人 橘かほり(作詞家) 古賀メロディの歴史歌謡を受け継いで はじめに その熱意にほだされて筆者は何曲作詞したことか。そのどれも […]
淡谷さんも、ジュン葉山君も 涙ながらの失恋の歌 濱野成秋 今に遺る淡谷のり子の歌を聞くと、彼女の自画像を見ているようだ。 恋人との悲しい別れが胸に迫る。ジュンちゃんが淡谷のり […]
作詞 橘かほり 作曲 ジュン葉山 2024.7.4 1.雨は降る降る 日暮れの浜辺 灯火ひとつ 濡れて泣く あなたがくれた さくら貝 テラスに置くと すすり泣く すがってくるの 私のむねに 2.岐 […]
作詞作曲 ジュン葉山 2024.7.3 クローゼットの断捨離 始めたら止まらない 懐かしいバブルのグッズ見て手が止まる ワンレン ボディコン ハイヒール ポワゾン辺りに撒き散らし あの頃の私今よりずっと元気だった 女 […]
古賀メロディと浪漫詩② 日本浪漫学会会長 濱野成秋 人生の並木路 一、泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば幼い二人して 故郷を棄てた かいがない 歌詞も曲もまるで古賀さんが作 […]
「寝屋」を巡る懊悩三題 日本浪漫学会会長 濱野成秋 1.「寝屋」は政治がらみの格闘の場か 人間は眠るもの。動植物も似ており。 休眠をもって勢力回復を目指す生物は多い。 人間はしかし、「寝屋 […]