雨月物語 断章 朽木篇

雨月物語 断章 朽木篇                    橘かほり     人の世は断章で出来ている。  起承転結がありそでない。  世の中が騒乱の渦の中で生きる家族なんぞ、気の毒だが、そこに確かな拠り所など、縋れる […]

「湯の町エレジー」と大戦直後の日本人

「湯の町エレジー」と大戦直後の日本人                    橘かほり(作詞家)     古賀メロディの歴史歌謡を受け継いで     はじめに    その熱意にほだされて筆者は何曲作詞したことか。そのどれも […]

淡谷さんも、ジュン葉山君も涙ながらの失恋の歌

淡谷さんも、ジュン葉山君も 涙ながらの失恋の歌                    濱野成秋    今に遺る淡谷のり子の歌を聞くと、彼女の自画像を見ているようだ。  恋人との悲しい別れが胸に迫る。ジュンちゃんが淡谷のり […]

古賀メロディと浪漫詩②

古賀メロディと浪漫詩②          日本浪漫学会会長 濱野成秋   人生の並木路     一、泣くな妹よ 妹よ泣くな     泣けば幼い二人して     故郷を棄てた かいがない    歌詞も曲もまるで古賀さんが作 […]

「寝屋」を巡る懊悩三題

「寝屋」を巡る懊悩三題          日本浪漫学会会長 濱野成秋   1.「寝屋」は政治がらみの格闘の場か    人間は眠るもの。動植物も似ており。  休眠をもって勢力回復を目指す生物は多い。  人間はしかし、「寝屋 […]

Our Love Forever

Our Love Forever March 6, 2024by Seishu Hamano   1 Female The cherry’s pink, the violet purple Breathlessly Th […]

新星浪漫詩人 高鳥奈緒の世界

  新星浪漫詩人     高鳥奈緒の世界                  日本浪漫学会会長 濱野成秋     壱。城跡を歩く    この子は、苦悩の子だ、細切なものを膨らませ、いつ何時破裂するか。  労わらねば、励ませ […]

出雲尼子氏の源流を求めて

日本浪漫学会主催 第二十五回「浪漫うたの旅」   歴史探訪   出雲尼子氏の源流を求めて              日本浪漫学会 福田京一      近江の海夕波千鳥汝が鳴けば       心もしのに古思ほゆ     柿 […]

不滅の美学に賭けた若庭の里

日本浪漫学会主催 第二十五回「浪漫うたの旅」で会うた武人たち     不滅の美学に賭けた若庭の里     廃落武人になき不滅の実業家              日本浪漫学会 会長 濱野成秋     足立全康は現代の武人で […]

「親の言葉は自分の永遠」

格言 「親の言葉は自分の永遠」 葉山カフェ・テーロにて 濱野成秋    戦前は「親孝行」を徳目の第一に挙げていたが、現在は、個人主義のエゴを良しとする風潮からか、自分が第一であり、自分が幸せを求めて、何が悪い、となる。だ […]