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「寝屋」を巡る懊悩三題

「寝屋」を巡る懊悩三題          日本浪漫学会会長 濱野成秋   1.「寝屋」は政治がらみの格闘の場か    人間は眠るもの。動植物も似ており。  休眠をもって勢力回復を目指す生物は多い。  人間はしかし、「寝屋 […]

「内面生活」を描く浪漫文学

「内面生活」を描く浪漫文学          日本浪漫学会会長 濱野成秋   1.リアリズム文芸には限界がある    人間は「社会人」ばかりを演じているわけではない。  家に帰れば親子や夫婦関係が待っている。若い青春の悩 […]

「目黒川音頭」と「目黒川恋歌」

「目黒川音頭」と「目黒川恋歌」  作詩 濱野成秋   2024.3.21        序    音頭は元来、世俗がむき出しで成った歌謡である。  卑猥な風俗、隠さない心根さえも恥じらいも厭わずぶつけてこそ、本心で愛する […]

川田順の満州紀行と我が人生歌

川田順の満州紀行と我が人生歌  濱野成秋   2024.3.18    川田順が昭和六年に出した満州訪問記とでもいうか、短歌集『かささぎ』を読みながら、この歌人の旅人としての心情にふれて、幾つかのうたを創る。  例によっ […]

Our Love Forever

Our Love Forever March 6, 2024by Seishu Hamano   1 Female The cherry’s pink, the violet purple Breathlessly Th […]

病床十題

病床十題  濱野成秋   2024.2.22    心臓にやや圧迫感あり。近隣の病院へ。直ちに手術を言い渡され戸惑いながら入院となる。この病床、果たして真の深層はいかに。その真相知れずして、かかる古びた病棟にて切開手術を […]

日本浪漫歌壇 秋 神無月

日本浪漫歌壇 秋 神無月 令和五年十月二十一日        記録と論評 日本浪漫学会 河内裕二    筆者の家の近くに市の郷土博物館がある。博物館内にはプラネタリウムもあるが、先月からプラネタリウムは改修工事のため閉館 […]

日本浪漫歌壇 秋 長月

日本浪漫歌壇 秋 長月 令和五年九月十六日        記録と論評 日本浪漫学会 河内裕二    今年は関東大震災発生から百年目にあたる。地震が起こった九月一日は現在、防災の日に定められている。大震災と名付けられた大規 […]

日本浪漫歌壇 夏 文月

日本浪漫歌壇 夏 文月 令和五年七月二十二日        記録と論評 日本浪漫学会 河内裕二    日本の福岡で水泳の世界大会が行われている。水泳では競泳に注目が集まることが多いが、飛込や水球など他にも競技はある。数日 […]

濱野成秋近作浪漫短歌

濱野成秋近作浪漫短歌(令和三~五年)     時経れば百年なりとも親しきに父母兄みな逝くそを如何にせむ   お水取り越えねば春は来ぬといふ母の冬里思へば幾歳   春は惜し薨みまかる師の影時移り桜吹雪の日和も疎まし   こ […]