別れの背景
歌謡『夜のプラットホーム』に見る 別れの背景 橘かほり 壱.星はまたたき 夜深く 鳴り渡る 鳴り渡る プラットホームの 別れのベルよ さようなら さようなら 君 いつ帰る […]
歌謡『夜のプラットホーム』に見る 別れの背景 橘かほり 壱.星はまたたき 夜深く 鳴り渡る 鳴り渡る プラットホームの 別れのベルよ さようなら さようなら 君 いつ帰る […]
歌謡『赤い靴のタンゴ』に見る 女の半生涯 橘かほり 壱.誰が履かせた 赤い靴よ 涙知らない 乙女なのに 履いた夜から 切なく芽生えた 恋の こころ 窓の月さえ 嘆きを誘う この […]
雨月物語 断章 朽木篇 橘かほり 人の世は断章で出来ている。 起承転結がありそでない。 世の中が騒乱の渦の中で生きる家族なんぞ、気の毒だが、そこに確かな拠り所など、縋れる […]
「湯の町エレジー」と大戦直後の日本人 橘かほり(作詞家) 古賀メロディの歴史歌謡を受け継いで はじめに その熱意にほだされて筆者は何曲作詞したことか。そのどれも […]
淡谷さんも、ジュン葉山君も 涙ながらの失恋の歌 濱野成秋 今に遺る淡谷のり子の歌を聞くと、彼女の自画像を見ているようだ。 恋人との悲しい別れが胸に迫る。ジュンちゃんが淡谷のり […]
古賀メロディと浪漫詩② 日本浪漫学会会長 濱野成秋 人生の並木路 一、泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば幼い二人して 故郷を棄てた かいがない 歌詞も曲もまるで古賀さんが作 […]
「寝屋」を巡る懊悩三題 日本浪漫学会会長 濱野成秋 1.「寝屋」は政治がらみの格闘の場か 人間は眠るもの。動植物も似ており。 休眠をもって勢力回復を目指す生物は多い。 人間はしかし、「寝屋 […]
「内面生活」を描く浪漫文学 日本浪漫学会会長 濱野成秋 1.リアリズム文芸には限界がある 人間は「社会人」ばかりを演じているわけではない。 家に帰れば親子や夫婦関係が待っている。若い青春の悩 […]
浪漫絵画の女性像 2024.4.8 現代洋画界で女性のエロティシズムを描く第一人者は誰かといえば、等級分けが必要となる。浮世絵時代においても同じである。そこに醸し出されたエロティシズムは様々で、花魁調では花 […]
古代遺跡にみる浪漫 2024.4.8 衣笠洋画研究所主宰の画家田所一紘氏は今更紹介するまでもない著名な洋画作家であるが、近年インド、ネパール、タイの寺院を実地踏査してその重厚な彫刻を刻み込んだかと思えるほど濃 […]