「内面生活」を描く浪漫文学
「内面生活」を描く浪漫文学 日本浪漫学会会長 濱野成秋 1.リアリズム文芸には限界がある 人間は「社会人」ばかりを演じているわけではない。 家に帰れば親子や夫婦関係が待っている。若い青春の悩 […]
「内面生活」を描く浪漫文学 日本浪漫学会会長 濱野成秋 1.リアリズム文芸には限界がある 人間は「社会人」ばかりを演じているわけではない。 家に帰れば親子や夫婦関係が待っている。若い青春の悩 […]
浪漫絵画の女性像 2024.4.8 現代洋画界で女性のエロティシズムを描く第一人者は誰かといえば、等級分けが必要となる。浮世絵時代においても同じである。そこに醸し出されたエロティシズムは様々で、花魁調では花 […]
古代遺跡にみる浪漫 2024.4.8 衣笠洋画研究所主宰の画家田所一紘氏は今更紹介するまでもない著名な洋画作家であるが、近年インド、ネパール、タイの寺院を実地踏査してその重厚な彫刻を刻み込んだかと思えるほど濃 […]
花びら 高鳥奈緒 2024.3.28 桜吹雪の目黒川 今年も賑わうけれど 東横線の駅からひとり降りて 川沿いを人混みに紛れ歩く私 美しい満開の桜だけど 私の心は目黒川に落ちた 一枚の花びら。 流されて 流さ […]
うめの香り 高鳥奈緒 2024.1.17 ほのかなうめの香りは春の訪れ 冬山に彩りを添えて 柔らかな暖かい日差しの中 貴方と散歩したこの山道 小さな小梅は青空の下に映えて 貴方を求めて咲き乱れている私みたい 白 […]
「目黒川音頭」と「目黒川恋歌」 作詩 濱野成秋 2024.3.21 序 音頭は元来、世俗がむき出しで成った歌謡である。 卑猥な風俗、隠さない心根さえも恥じらいも厭わずぶつけてこそ、本心で愛する […]
空き地 高鳥奈緒 2024.3.18 空き地でバラ線くぐってすりむき傷 泣きながら大きな水溜まり おろしたての白いズックも汚れたって 裸足で歩いてズックも失くしたから 母にもしかられたねお兄ちゃん 夏は住宅 […]
川田順の満州紀行と我が人生歌 濱野成秋 2024.3.18 川田順が昭和六年に出した満州訪問記とでもいうか、短歌集『かささぎ』を読みながら、この歌人の旅人としての心情にふれて、幾つかのうたを創る。 例によっ […]
おもいをはせる 高鳥奈緒 2024.3.6 1.歌謡 相手をおもんばかり おもいをはせる 愛情は、そういうものなのかしら わたしが、わたしがと先走るのは 本物の愛じゃない幼い恋ね だから、おもいをはせるの あな […]
誘惑な天使 北見薫 2024.3.6 微笑んで癒してくれ 渇いたハート潤す君 ずっと僕が孤独だった理由 やっとわかった気がした 全ては君に出逢う為の試練だったと またそんな風に僕を笑わせるね そんな君が愛しい […]