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誘惑な天使   北見薫   2024.3.6
 
微笑んで癒してくれ
渇いたハート潤す君
ずっと僕が孤独だった理由
やっとわかった気がした
全ては君に出逢う為の試練だったと
またそんな風に僕を笑わせるね
そんな君が愛しいから
いつだって君の事で一杯
僕に何が出来るのかな・・・
 
遠くを見つめる悲しげな君の瞳
また、あいつのこと考えているの?
あの日、君が泣いた後ろ姿
僕は偶然見かけた
君の笑顔しか知らなかった僕
君を傷つけるものから守りたい
僕の世界へ特別、連れていきたい
 
 
星さえ見えない明るい街
君をのせて走る
サイドの君の手を握り
ふたり重ねたシフトノブ
踏み込むアクセルは全開
恋のスピードあげるよ
君は驚く横顔で
カッコつけてと笑った
茶化さないで僕は真剣なんだ
君も笑いかけて僕を見つめた
静かに僕に寄り添えばいいよ
そっと肩にもたれた君
これからは・・・ずっと一緒だよ
ふたりの恋が走り出す
闇に消えゆくエンジン音だけ残して
誘惑な天使   北見薫   2024.3.6
 
さっきから見ていた君の口元
なんだか色っぽい
惹きつけられる大きな瞳
吸い込まれそうで不思議な感覚
自然と君を求めて僕は壊れそう
その笑顔も、その瞳も、その唇も
今夜こそ僕だけのものにしたい
 
君は僕の誘惑の天使
気取ったセリフ幾つ並べても
薄っぺらじゃだめだ
男はみんな君を放っておかない高嶺の花
君は思わせぶりにまた微笑む
僕をこんな気持ちにさせて・・・
 
その手に触れられそうで触れられない
まるで草原の蝶々、花畑で捕まえたい
君は酔ってフラフラ、フワフワ上の空
記憶はめぐるメリーゴーランド
お互いの古い傷も薄れていく
誰より、ほら僕を見て
 
 
 
突然の春の嵐のみたいに
全てを巻き上げて変えていく
風に揺れた長い髪をかきあげ
ほのかな君の香り、僕にだけ感じさせて
首に光るネックレスそんなのはずしてあげる
君は僕だけの誘惑の天使
金縛りみたいに動けない君をそっと抱いた
見上げた顔にキスをして
唇から伝わる僕と君の情熱
やっと僕だけの君
僕だけの誘惑な天使
どん底節  北見薫   2024.1.24
 
ずずずん ズンドコ どどどん ドンゾコ 
俺っちさっぱりドンドコドン
ついてないない今日もまた
チャンス逃して酒びたり
 
どん底だったら這い上がろ
いうけど底なしどん底じゃ
踏ん張る脚も
泥ん中
 
下から見上げた景色には
しょせん高嶺の華ばかり
強くなれよ励まされ
必死でがんばる泥ん中
 
不器用ぶきちょで世渡り大べたで
いつも不幸が似合ってた
もういい諦め自暴自棄
親も娘もいっちっち
 
 
不運と決めたは自分じゃないか
諦めたら あかんがな
人生どこでも どん底や
それが今日までつづいてた
 
どん底ならばゆるゆると!
どん底だから気楽やで
 
ここまで来たら後ねえわ
自分を信じて上り坂
泣き顔カラスが笑って飛ぶぞ
笑い飛ばしてどん底万歳
「Mysterious Girl」  北見薫   2023.12.13
 
瞳の奥で泣いていた君
僕は気づいていた
いつだって笑顔の裏で泣く君を
君の悲しみ癒したくて
君から目が離せない離れられない
Mysterious girl
 
僕にはわからない
君は不思議な魅力で謎めく人
その謎を解きたいと
僕を夢中にさせる
本当の君ってどんな人
Mysterious girl
 
ガラス張りの部屋の中
閉じこもっているみたい
誰もが立ち入り禁止
もっと君を知りたい
何処に鍵があるの
肩透かしに微笑む
そんな優しい目で微笑むから
いつか君に虜さ fall in love
僕にだけ本心を見せてほしい
mysterious girl
夕暮れのひと  北見薫   2023.12.7
 
夕暮れのひとは物静かでナイーブなひと
ガードレール脇を寄り添い歩いた映画の帰り道
高架下のバス停で君とバスを待つ
行き交う車の騒音は二人を無口にしたね
楽しい時間はあっという間
「帰り道は寂しくなるね」と君は呟いたね
それは夕暮れのせいかなと僕は思ったけれど
君の悲しげな横顔が目に焼き付いて離れない
今なら君を離しはしないのに
君の悲しみ僕が受け取れたらよかった
君は何を抱えていたのだろう
僕は鈍感だった、気づかずにゴメン
二度と会えないならきつく抱きしめた
今でも僕の心には君の影を落としている
明日は永遠に続くと信じて疑わなかった
今もこのバス停に君が待っていそうで
僕は一人、夕暮れに立ちつくす
そんな寂しさこみ上げる
夕暮れのひと