エントリー - staff

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短歌推薦(1)

 令和二年三月十四日掲載(No.1926)   醍醐寺三宝院住職 斎藤明道         弟子 濱野成秋詞書   明道翁は我が人生の師とも言えるお方様。ご自分の悩みを隠さず 述べるをためらわず、生きる切なさを歌に託され […]

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短歌雛型(1)

 令和二年二月二十六日掲載(No.1926)         濱野成秋   終戦の想い出(これはホームページ冒頭の一首のプロトタイプ) 戦いくさ敗れ父母哭き稚児の稲田里いま他人よそびとの我勝ちに住み   秋となり 稲束を […]

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エッセイ雛型

2020.2.26 “山路来て”二題 会長 濱野成秋 2013年の頃か、私は京都外大で若者相手に俳句を二つ黒板に書いた。日本文化を紹介するアウトバウンド教育の一環である。 山路来てなにやらゆかしすみれ草 芭蕉 山路来て独 […]

曠野の雪 濱野成秋

濱野成秋    室生の春はまだあさい。狭霧が谿たに沿いにたゆたい、垂れ籠こめるとみせかけながら、ゆっくり塔堂のほうに這い昇ってゆく。流れは鳴りを潜め、霧が徐々に川面をたち去ってくれるのをじっと待っていた。 寺に向かう太鼓 […]

Energy / 精力

English Poem February 25, 2020Seishu Hamano Without energy no lover could find his or her beloved, but Without […]

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宴のうた

令和二年二月、JR横浜駅西口キリンシティにて集い会う 宵闇のグラス弾ける春今宵ロウマンの風友と語らふ  港区白金 紅竹みずほ   国鉄からJRへ。この異郷の街ヨコハマにて集ひて 夕暮れのビルの二階でのむ麦酒ばくしゅ行方定 […]

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花影の想い出

奈良県久米 石井秋野 「十五夜お月様ひとりぼち桜吹雪の花影に花嫁姿のお姉さま車にゆられてゆきました」 この歌を聞くたんびに明日香に嫁入りした姉さんのこと、想い出してならへんです。貧乏な布教使の家に八人兄弟で育った私には、 […]

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ロマンティシズム雑感

同志社女子大名誉教授 福田京一 合理主義、理性、物質主義、科学、慣習と制度と法律、伝統、古典主義、現在、他者などに対する反措定として感情の発露を原動力とするエゴ(自我)の営みがロマンチシズムであると大雑把にとらえてみれば […]