エントリー - staff

古賀政男生誕120年祝賀コンサート

みなさま、本日はようこそ。 古賀さんの1930年代は大恐慌のど真ん中だった。アメリカ株はガタ落ち。例えば最大手USスティールの株が$261から$21に、GEが$396から$34へと落ち、庶民は住宅担保で借りた金で株を買っ […]

古賀メロディと浪漫詩②

古賀メロディと浪漫詩②          日本浪漫学会会長 濱野成秋   人生の並木路     一、泣くな妹よ 妹よ泣くな     泣けば幼い二人して     故郷を棄てた かいがない    歌詞も曲もまるで古賀さんが作 […]

「寝屋」を巡る懊悩三題

「寝屋」を巡る懊悩三題          日本浪漫学会会長 濱野成秋   1.「寝屋」は政治がらみの格闘の場か    人間は眠るもの。動植物も似ており。  休眠をもって勢力回復を目指す生物は多い。  人間はしかし、「寝屋 […]

「内面生活」を描く浪漫文学

「内面生活」を描く浪漫文学          日本浪漫学会会長 濱野成秋   1.リアリズム文芸には限界がある    人間は「社会人」ばかりを演じているわけではない。  家に帰れば親子や夫婦関係が待っている。若い青春の悩 […]

浪漫絵画の女性像

浪漫絵画の女性像     2024.4.8    現代洋画界で女性のエロティシズムを描く第一人者は誰かといえば、等級分けが必要となる。浮世絵時代においても同じである。そこに醸し出されたエロティシズムは様々で、花魁調では花 […]

古代遺跡にみる浪漫

古代遺跡にみる浪漫     2024.4.8   衣笠洋画研究所主宰の画家田所一紘氏は今更紹介するまでもない著名な洋画作家であるが、近年インド、ネパール、タイの寺院を実地踏査してその重厚な彫刻を刻み込んだかと思えるほど濃 […]

花びら

花びら  高鳥奈緒   2024.3.28   桜吹雪の目黒川 今年も賑わうけれど 東横線の駅からひとり降りて 川沿いを人混みに紛れ歩く私 美しい満開の桜だけど 私の心は目黒川に落ちた 一枚の花びら。   流されて 流さ […]

うめの香り

うめの香り  高鳥奈緒   2024.1.17   ほのかなうめの香りは春の訪れ 冬山に彩りを添えて 柔らかな暖かい日差しの中 貴方と散歩したこの山道 小さな小梅は青空の下に映えて 貴方を求めて咲き乱れている私みたい 白 […]

「目黒川音頭」と「目黒川恋歌」

「目黒川音頭」と「目黒川恋歌」  作詩 濱野成秋   2024.3.21        序    音頭は元来、世俗がむき出しで成った歌謡である。  卑猥な風俗、隠さない心根さえも恥じらいも厭わずぶつけてこそ、本心で愛する […]

空き地

空き地  高鳥奈緒   2024.3.18   空き地でバラ線くぐってすりむき傷 泣きながら大きな水溜まり おろしたての白いズックも汚れたって 裸足で歩いてズックも失くしたから 母にもしかられたねお兄ちゃん   夏は住宅 […]