太陽と月は知っている 高鳥奈緒 2023.12.6
太陽と月は知っている
いつだって心の奥で泣いていたことを
幾重にも施錠された部屋の中で
ずっと泣き続けていたことを
その痛みに寄り添えたのは
太陽と月だけだったから
孤独な心は薄氷の上を歩くよう
下界に出るには時期尚早
薄皮を丁寧に一枚ずつ剝がしていく
少しずつ開放した心の扉
あまりにも無防備で純粋無垢の心は
無菌室仕立てで危険な心
一度傷ついた心は被害妄想になり得る
太陽と月は見守るから
勇気出さねば元の木阿弥
さあ、どうする
癒しは自分に与えるものなのに
何故自分を傷つける
太陽と月は知っている
いつだって心の奥で泣いていたことを
幾重にも施錠された部屋の中で
ずっと泣き続けていたことを
その痛みに寄り添えたのは
太陽と月だけだったから
孤独な心は薄氷の上を歩くよう
下界に出るには時期尚早
薄皮を丁寧に一枚ずつ剝がしていく
少しずつ開放した心の扉
あまりにも無防備で純粋無垢の心は
無菌室仕立てで危険な心
一度傷ついた心は被害妄想になり得る
太陽と月は見守るから
勇気出さねば元の木阿弥
さあ、どうする
癒しは自分に与えるものなのに
何故自分を傷つける
人生は誰のものなの?
自分を犠牲にしてはいけない
君よ、花のように華々しく咲け
この世で一番美しい花になれ
花を咲かす為に生れたのだから
いずれ太陽と月はその花を照らす