雨宿り  高鳥奈緒   2023.7.7
 
突然の落雷に驚いた夏の夕立
下校途中の土砂降りに
傘もなくて慌てて軒下に
偶然あなたと二人
濡れたワイシャツ
とっさにあなたが差し出したハンカチ
ありがとうと御礼言って拭うわたし
 
あなたは自転車を端に寄せて
二人して困った空を見上げていた
気まずく時間が流れていく雨宿り
胸の鼓動を感じて恋した夏の到来
段々と雨が弱まって
見上げた空には虹がかかった
これから二人の夏が始まる予感