夏の通り雨 北見 薫 2023.8.7
心潤してくれ。
この枯渇した心の渇きを
俺を満たす夏の通り雨様よ。
雨空に向けて面を向けてると、
大粒の雨が痛い。
俺はそいつに混ぜて
涙ぼろぼろ。
俺みたいに悲哀に満ちた運命でも
雨は容赦しない。心を癒さないから
その荒っぽさがいい
心穏やかに居たいなんて思うもんか。
街路樹は百日紅のピンクで満開
華やかさで俺の心を揺さぶりよる。
気がついたら、さっきまでの通り雨はやんで
白い雲が手前勝手に流れてやがる。
あの雨粒を何処へ運んでいく気だ
俺の心を弄びやがって。
心潤してくれ。
この枯渇した心の渇きを
俺を満たす夏の通り雨様よ。
雨空に向けて面を向けてると、
大粒の雨が痛い。
俺はそいつに混ぜて
涙ぼろぼろ。
俺みたいに悲哀に満ちた運命でも
雨は容赦しない。心を癒さないから
その荒っぽさがいい
心穏やかに居たいなんて思うもんか。
街路樹は百日紅のピンクで満開
華やかさで俺の心を揺さぶりよる。
気がついたら、さっきまでの通り雨はやんで
白い雲が手前勝手に流れてやがる。
あの雨粒を何処へ運んでいく気だ
俺の心を弄びやがって。