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畏敬の師とその時代

本学会相談役 鈴木孝夫慶應義塾大学名誉教授追悼 畏敬の師とその時代 ⑴鈴木孝夫先生との出会いは60年安保の年 鈴木孝夫先生と私の出会いは昭和35年春、日吉から三田へ、英米文学専攻生として本格授業を受けに来た初日のことであ […]

和泉流宗家狂言会

日本浪漫学会副会長代理 河内裕二2021年2月10日 日本浪漫学会は、先人が大切にしてきた日本人の心を世界と後世に伝えてゆく活動を行っている。濱野成秋会長は和泉流宗家とは三十年に及ぶ親交を続けられており、この度神田明神で […]

Mercy of Our Hometown

故郷の御心 February 8, 2021by Seishu Hamano   故郷の友人を亡くし、その御心を讃へて詠める。 Dear Ikuo Yasumoto You passed away from this w […]

三浦短歌会

三浦短歌会 一月歌会詠草 令和三年一月三十日  濱野成秋    短歌の結社としてはもう古い方に属するだろう。今年で七十四年になる三浦短歌会。神奈川県の三浦半島を城ケ島に向かったところにある。  正月三十日、宗匠の三宅尚道 […]

朝日出版社の『日米口語辞典』と僕

濱野成秋 これは会心の作だ とにかく、英語の勉強になる本である。口語というのは、常日頃から意思疎通するのに頻繁に用いる伝達手段だから、知れば知るほど役立つ。そうは思えど、日本は不利この上ない。国土は欧米諸国から遠く離れた […]

「絶望」は状況次第で解脱

キルケゴール哲学反論 濱野成秋 1.「倫理」を解脱して「存在」を究明すべし 哲学者はどいつもこいつも勝手気儘な存在である。自己流の考察だけがこの世界を支配し、自己流を唯一正統な規定機関であると主張して譲らない。天候になぞ […]

三浦短歌会

三浦短歌会  令和二年十一月二十一日  濱野成秋    歌会と講演『浪漫歌人山川登美子によせて』    三浦半島の突端、城ヶ島を間近に三崎港がある。そこは北原白秋が駆け落ちして隠れ住んだところでもある。当時、白秋は傷心の […]

サイコ・セラピスト入門講座⑴

サイコ・セラピスト入門講座⑴ フィラデルフィアでの体験     ニューヨーク州立大客員教授・作家 濱野成秋   1 精神分析学と心理学は別物    心理学は歓びと悲しみの学問。  精神分析学は構造力学にすぎない。  僕は […]

山川登美子を救ひ度候

山川登美子を救ひ度候        日本浪漫学会会長       「オンライン万葉集」主幹  濱野成秋         (元日本女子大学文学部英文学科教授)    此度の小浜来訪には、私にとってはその薄幸なる山川登美子の […]

三崎白秋会 第1回

三崎白秋会 白秋「城ケ島の雨」によせて        令和二年八月二日   濱野成秋   1.城ケ島の雨と三崎白秋会    歌は友をつくる。歌心は受け継がれて花開く。  まさにこの思いで筆者は三崎白秋会の方々とあいまみゆ […]