エントリー - staff

変貌するヘンリー・ミラー像

本田 康典 はじめに 我が国でヘンリー・ミラー(1891-1980)の作品が翻訳・紹介され始めたのは1953年(昭和28年)であった。当時は朝鮮戦争が終息し3年前に誕生した警察予備隊が保安隊となって国防問題が再燃していた […]

ふたりの恩師からの教え

高千穂大学学長 寺内一                       元旦早々、ゼミの4年生の卒業論文の指導をしているとふたりの恩師を思い出す。ひとりは人見康子慶應義塾大学名誉教授、もうひとりはイギリスのウォーリック大学の […]

警鐘作家・濱野成秋氏が訴える「大雪は人災」

東京スポーツ2020.12.20:関越道立ち往生は人災だ!米国より100年遅い高速道路の豪雪対策より 今季最強の寒気による大雪で発生した新潟、群馬県境付近の関越自動車道の約2100台による立ち往生は、交通対策の“脆弱さ” […]

山川登美子と吟詠する

令和二年十二月十四日 (No.1939) 濱野成秋 ハイデガーやキルケゴールの実存哲学の齟齬と対峙していると、登美子も自己の存在に人一倍認識していたことを強く意識するようになった。登美子は肺結核に罹って余命いくばくも無き […]

「絶望」は状況次第で解脱

キルケゴール哲学反論 濱野成秋 1.「倫理」を解脱して「存在」を究明すべし 哲学者はどいつもこいつも勝手気儘な存在である。自己流の考察だけがこの世界を支配し、自己流を唯一正統な規定機関であると主張して譲らない。天候になぞ […]