夕暮れのひと
夕暮れのひと 北見薫 2023.12.7 夕暮れのひとは物静かでナイーブなひと ガードレール脇を寄り添い歩いた映画の帰り道 高架下のバス停で君とバスを待つ 行き交う車の騒音は二人を無口にしたね 楽しい時間はあっ […]
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孤独なウサギと暮らす女 高鳥奈緒 2023.12.4 女は夢を見たけれど 今もひとりぼっち 寄り添う相手は孤独なウサギ 今宵もウサギと共に 狭い部屋の中 孤独なウサギと暮らす女は 怖がり臆病だから 月を […]
太陽と月は知っている 高鳥奈緒 2023.12.6 太陽と月は知っている いつだって心の奥で泣いていたことを 幾重にも施錠された部屋の中で ずっと泣き続けていたことを その痛みに寄り添えたのは 太陽と月だけだっ […]
メリークリスマスの街角で 高鳥奈緒 2023.12.4 今年も街はクリスマスの人混み ふとした瞬間あなたの香りがした 思いがけず貴方の姿を探す街角で 貴方はいないけれど 遠い記憶がよみがえる まるで心は揺れ […]
濱野成秋近作浪漫短歌(令和三~五年) 時経れば百年なりとも親しきに父母兄みな逝くそを如何にせむ お水取り越えねば春は来ぬといふ母の冬里思へば幾歳 春は惜し薨みまかる師の影時移り桜吹雪の日和も疎まし こ […]