作詞 橘かほり 作曲 ジュン葉山 2024.7.15

 
1.日暮れに紅い灯 点々と
  滲むホームの 窓明かり
  ママン 待ってて 御免ね遅くて
  もつれた髪を 振り乱し
  奔る娘は まだ悪い子なの?
 
2.モノレールに駆け込み ガタゴト動く
  観音様が 追いかける   
  そんなの厭よ 赦して逃して
  幼いころから ママンに迷惑
  それを見届ける気 かんのんさまは
 
3.いのち召されても 来ない気か?
  もう手遅れだよ しょうがない奴め
  兄や妹の眼が語る とどうだ
  ママンのお目目が ぱっちり開く
  涙で笑って このわたしに
 
(repeat)
  元気になるわと おつむを撫でる
  あなたのお顔は かんのんさまみたい
  まだまだ生きるわ あなたがいるもの

日 時: 2024年7月16日(火)13:30~16:00
会 場: めぐろパーシモン小ホール
テーマ: 古賀&服部ミュージックと最愛のジャパン
時代考証:橘かほり

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みなさま、本日はようこそ。
古賀さんの1930年代は大恐慌のど真ん中だった。アメリカ株はガタ落ち。例えば最大手USスティールの株が$261から$21に、GEが$396から$34へと落ち、庶民は住宅担保で借りた金で株を買ってたが、ゼロになって路頭に。銀行倒産も多々で、貿易頼みのジャパンも失業者だらけ。古賀さんの処女作「影を慕ひて」の失恋悲話もそこから始まる。 

今夕、銀座のジャズ界で鳴らしたジュン葉山が古賀メロディに愛を籠めて、ジャパンの歌の心のときめきを歴史と共に歌い上げる。時代精神というより、時代の心を、古賀政男の気持ちになって綴る。
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