「みだれ髪」と星野哲郎さん
浪漫の歌⑵ 「みだれ髪」と星野哲郎さん 令和二年五月二十三日 (No.1938) 濱野成秋 女は断崖から身を投げるか どん底になれば誰だって歌が出る […]
荒城の月によせて
浪漫の歌特集⑴ 荒城の月によせて 令和二年五月二十日 (No.1937) 濱野成秋 まえおき 歌の心に自らの心を入れ込んで語る。 最初は内輪から書き始めますが、このコーナーは会員の […]
近作詠草11
近作詠草11 令和二年一月十一日 (No.1936) 濱野成秋 歌人三井茂子より四首たまはり、その壱苔の歌 苔むした石に落ちたる一凉の 椿語るがに静もる初冬 茂子 本歌取り。た […]
近作詠草10
近作詠草10 令和二年八月二十五日 (No.1936) 濱野成秋 もうボロか捨てる仕草で目を泊めて わが友は人とは限らぬこの下着 諍いの日も小躍りの日も この家こそ安住の地と定 […]
近作詠草9
近作詠草9 令和元年八月二十五日 (No.1934) 濱野成秋 我と長年過ごせし某氏の御心を思いやり 産土うぶすなを厭ひ越し来て早や五十路いそじここぞ侍はべらふ煮魚を喰ふ その目に師と […]
近作詠草8
近作詠草8 令和元年七月六日 (No.1932) 以下、すべて7の本歌と。 濱野成秋 今やデスクにも背かれるや? なんの。 幾年をこの書き机に背ぐくまる そは徒いたずらに汝なが死を問ふや 想いの糸 […]
近作詠草7
近作詠草7 令和元年六月二十六日 (No.1932) 濱野成秋 今や日記とは後世に語り掛けるデバイスか 日記もて書き遺すべく一隅の デスク密しづかに吾が死ぬるを待つ 成秋 想 […]
近作詠草6
近作詠草6 令和元年六月十九日 (No.1931) 濱野成秋 父が着物姿で裏の畑。幼児の吾は 畑打つは父の着物ぞバケツ持て 水やる稚児は吾の筈なる 空襲の焼け跡にゐた父が芋畑を作 […]
近作詠草5
近作詠草5 令和元年六月十七日 (No.1930) 濱野成秋 春の砂塵に 砂あはれ雨粒ともに指の腹 黄なるを厭はめ同胞はらからの身で 暗春の嵐に戸惑ひて 春草の俄かに降りくる天あ […]