ふたりの居場所  高鳥奈緒 June 23, 2023
 
ここにふたりの居場所がある
やすらぎという居場所
 
あなたと一緒に居ると
何でもない道も
ときめく道にかわる
 
あなたと一緒に居ると
何でもない一日も
特別な記念日にかわる
 
ふたりの居場所
温かく心地よいところ
幸せ満ちるところ
 
ふたりの居場所
ずっと大切なところ
ユキノシタ  高鳥奈緒
 
梅雨の晴れ間
二人の旅路は奇跡
訪れた縁結びの神社
何も考えずに二人手を合わせた
 
わたしより長く手を合わせていた彼を
横目で見ていたわたし
ずっと傍にいたいから
わたしもまた手を合わせた
 
境内の石垣に二つ寄り添うユキノシタ
岩にひっそりと咲いていたユキノシタ
この花になりたい
真っ白な可憐なユキノシタに
屈辱  高鳥奈緒
 
傷つくのよ
あなたと居ると
あなたの優しさが
私には屈辱
 
女として見ていないあなた
そんなに気のあるふりして
私を引きつけるズルイ人
 
いっそのこと冷たくしてよ
突き放してよ
そうしたらもっとラクなのに・・・
 
私にはこれほどの屈辱はないわ
不満は言わない誓い  高鳥奈緒
 
不満は言わない
不満があるけれど・・
不満なんて言いたくないから
 
全てが言い訳に聞こえる
自分に理屈っぽい
 
人のせいにしたくない
わかったつもりだけれど
 
きっと今の自分を作ったのは自分の責任
全ては自分が選んだ道のり
 
不満なんて言ったら卑怯になるよね
いつだって潔くいたい
 
自分のことくらい自分で守るから
自分の意志で生きたい
鬼怒川の流れ  高鳥奈緒
 
鬼怒川の清き浅瀬に流すのは恋の灯籠
感情という吊り橋が胸を揺さぶる
ただよう心がつかめなくて、やり過ごすのは無残な自分
 
でも本心は知っているつもり
だから本気で怒れない
こんな想いだけ似ているのよね、あなたと
 
愛は許すこころ
でも許すってことは、愛じゃないかも
あなたは、わたしの心を流す
わたし、許してないのよ
わかり合いたい
でもわからない
あなたとわたし
 
鬼怒川の流れにそっとこの気持ちを流してるの。