おもいをはせる  高鳥奈緒   2024.3.6
 
1.歌謡
相手をおもんばかり
おもいをはせる
愛情は、そういうものなのかしら
わたしが、わたしがと先走るのは
本物の愛じゃない幼い恋ね
だから、おもいをはせるの
あなたの立場になって考えてみた
 
「朗読」
あなたの気持ちをおもんばかり
あなたを愛したい
あなたを理解したい
そう思っておもんばかる
一方通行はさみしいわ
こころつくしたい
こころつうじたい
 
 
2.歌謡
優しさって相手をおもんばかることなのね
見返りはないつもりでも
本当はわたしもそう思われたいの
分かり合うって難しいわ
ひとは、ひとを変えられないのね
ひとの心を動かせるものたったひとつ
真実の愛という真実の心なのかも
誘惑な天使   北見薫   2024.3.6
 
微笑んで癒してくれ
渇いたハート潤す君
ずっと僕が孤独だった理由
やっとわかった気がした
全ては君に出逢う為の試練だったと
またそんな風に僕を笑わせるね
そんな君が愛しいから
いつだって君の事で一杯
僕に何が出来るのかな・・・
 
遠くを見つめる悲しげな君の瞳
また、あいつのこと考えているの?
あの日、君が泣いた後ろ姿
僕は偶然見かけた
君の笑顔しか知らなかった僕
君を傷つけるものから守りたい
僕の世界へ特別、連れていきたい
 
 
星さえ見えない明るい街
君をのせて走る
サイドの君の手を握り
ふたり重ねたシフトノブ
踏み込むアクセルは全開
恋のスピードあげるよ
君は驚く横顔で
カッコつけてと笑った
茶化さないで僕は真剣なんだ
君も笑いかけて僕を見つめた
静かに僕に寄り添えばいいよ
そっと肩にもたれた君
これからは・・・ずっと一緒だよ
ふたりの恋が走り出す
闇に消えゆくエンジン音だけ残して
誘惑な天使   北見薫   2024.3.6
 
さっきから見ていた君の口元
なんだか色っぽい
惹きつけられる大きな瞳
吸い込まれそうで不思議な感覚
自然と君を求めて僕は壊れそう
その笑顔も、その瞳も、その唇も
今夜こそ僕だけのものにしたい
 
君は僕の誘惑の天使
気取ったセリフ幾つ並べても
薄っぺらじゃだめだ
男はみんな君を放っておかない高嶺の花
君は思わせぶりにまた微笑む
僕をこんな気持ちにさせて・・・
 
その手に触れられそうで触れられない
まるで草原の蝶々、花畑で捕まえたい
君は酔ってフラフラ、フワフワ上の空
記憶はめぐるメリーゴーランド
お互いの古い傷も薄れていく
誰より、ほら僕を見て
 
 
 
突然の春の嵐のみたいに
全てを巻き上げて変えていく
風に揺れた長い髪をかきあげ
ほのかな君の香り、僕にだけ感じさせて
首に光るネックレスそんなのはずしてあげる
君は僕だけの誘惑の天使
金縛りみたいに動けない君をそっと抱いた
見上げた顔にキスをして
唇から伝わる僕と君の情熱
やっと僕だけの君
僕だけの誘惑な天使
別れのエアポート  高鳥奈緒   2024.2.23
 
1.
後ろ姿が小さくなる
次はいつ会えるのかしら
あなたの背中が悲しくて
たまらなくこみあげて
涙で見えないわ
 
2.
エアポートのデッキで
悲しいときは空を眺める
それが癖になって
どこまでも広がる空の下
あなたと同じ空の下。
 
 
3.
二人だけのラブストーリー
また会う日までの約束を
いま離陸した飛行機が
あっという間に飛び去って
遥か彼方の雲へと消したの
 
(繰り返し)
消したの、飛行機が、あなた、
あなたを祈るなにもかも
消したの、飛行機が、あなた、
あなたを祈るなにもかも
貝になった私の愛  高鳥奈緒   2024.2.23
 
恐れも知らずに、この恋に飛び込んだ
未熟にも愛の海に溺れた私
たったひとり沈みゆく海の底
ゆっくりと、ゆっくりと沈む
報われることもない
哀しく泣きながら
 
愛の海に沈んでいく
それでもなお貴方を祈り
潔く微笑んでみせるのよ
貝になる日まで
これでいいと自分に呟く
貝になった私の愛