古風な女です
古風な女です 高鳥奈緒 2023.12.7 わたし意外と古風な女です 夜なべして手袋を編んでいます もう直ぐあなたのお誕生日ね あなたは知らないから驚く顔が見たいのよ 一針、二針と進める指先は 想いを込めながら […]
古風な女です 高鳥奈緒 2023.12.7 わたし意外と古風な女です 夜なべして手袋を編んでいます もう直ぐあなたのお誕生日ね あなたは知らないから驚く顔が見たいのよ 一針、二針と進める指先は 想いを込めながら […]
夕暮れのひと 北見薫 2023.12.7 夕暮れのひとは物静かでナイーブなひと ガードレール脇を寄り添い歩いた映画の帰り道 高架下のバス停で君とバスを待つ 行き交う車の騒音は二人を無口にしたね 楽しい時間はあっ […]
孤独なウサギと暮らす女 高鳥奈緒 2023.12.4 女は夢を見たけれど 今もひとりぼっち 寄り添う相手は孤独なウサギ 今宵もウサギと共に 狭い部屋の中 孤独なウサギと暮らす女は 怖がり臆病だから 月を […]
太陽と月は知っている 高鳥奈緒 2023.12.6 太陽と月は知っている いつだって心の奥で泣いていたことを 幾重にも施錠された部屋の中で ずっと泣き続けていたことを その痛みに寄り添えたのは 太陽と月だけだっ […]
虹の橋は自分色 高鳥奈緒 2023.12.6 真似ではない自分らしさ マニュアルなんていらない オリジナルでいい 次から次へと 無いものを想像していきたい 無いものを創造するってとても好きなの 有りそうで無 […]
メリークリスマスの街角で 高鳥奈緒 2023.12.4 今年も街はクリスマスの人混み ふとした瞬間あなたの香りがした 思いがけず貴方の姿を探す街角で 貴方はいないけれど 遠い記憶がよみがえる まるで心は揺れ […]
春を待つ 高鳥奈緒 2023.12.2 貴方に嫌われたくなくて ずっと良い子を演じてしまった 本当は、もっと言いたい事あったのに 本当の自分を出したら きっと貴方に嫌われそうで怖かった 気持ちが邪魔をしてギ […]
愛ゆえに 高鳥奈緒 2023.11.30 ひとつの恋が終わると どんな素敵に輝いた日々も 人は忘れてしまうのかな 自然と徐々に薄れて消えるの? だからこそ人は立ち直り やがて前にも歩き出せるのかも 良い記憶 […]
初雪 高鳥奈緒 2023.11.15 静かな冬の夜 街灯の下 チラリ チラチラ チラリと舞う 降り積もる雪は初雪 寒さも シン シン シンシンと底冷え 言葉にできなくて 車の窓ガラスに「すき」の文字を書いて […]
肉じゃが 高鳥奈緒 2023.11.17 肉じゃが食べたいといわれて 作ったものの 無言で食べているから 「どう?おいしいかしら」とたずねると 「うん。おいしい」とオウム返しだけ いつだって言葉は少なげだけど […]